カヤック、法人旅行に本格参入 中小企業がユーザー

2021.08.23 00:00

 カヤックは無料の法人旅行ソリューションとして「カヤック・フォー・ビジネス」を本格的に立ち上げた。新型コロナウイルス流行前の19年11月に発表したプロダクトで、今年2月にソフトローンチしていた。過去3カ月間で3000以上の企業が使用に向けて登録しており、製造業や建設業などの中小企業が中心となっている。現在、世界60カ所と28言語で利用できる。

 カヤックによると、この数カ月で機能を更新し、経費統合、価格予測、法人向け割引料金の提供が可能になった。同社は「法人旅行業界の時代遅れのインターフェースにレジャー旅行体験をもたらす」としている。

 カヤックは調査会社ユーガブと提携し、米国の消費者1400人を対象に調査を実施。それによると、58%が出張がすでに以前に戻っているか21年末までに戻ると考えており、出張者の4分の1が出張を伴う仕事を望んでいることが判明した。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「KAYAK ROLLS OUT FULL LAUNCH, NEW FEATURES FOR CORPORATE TRAVEL SOLUTION」

【あわせて読みたい】流動するビジネストラベル M&A加速で勢力図に異変 アメックスGBT、エクスペディア子会社買収へ 法人旅行でシェア拡大 トリップアクションズが初の企業買収、法人旅行の新興企業躍進 法人旅行のトレンド予測、企業の出張管理強化やAI主導規定