2024年4月8日号>乱立するエコラベル どうする持続可能な観光の認証取得
2024.04.07 00:00
「一体、どの認証制度を選べばいいのか」。持続可能な観光をテーマにしたシンポジウムの帰り道、傍聴した旅行業関係者たちの会話が耳に入りました。それほど多くのエコラベルが存在し、認証・認定・承認の違いも理解を難しくしています。特集では、国際基準の総本山ともいえるグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会が行った改定の中身を整理し、新たな動きを追いました。事業者はどのような考えで認証取得に臨み、地域はどう関係者を動かせばいいのか、実践を踏まえた識者の助言も必読。
【特集】
*乱立するエコラベル
どうする持続可能な観光の認証取得
環境、社会、経済への影響に配慮した持続可能な観光は、観光関連事業者や地域関係者にとって、もはや必須要件だ。責任の果たし方を証明する方法にエコラベル認証があり、取得を模索する事業者は増えている。ところが、需要の高まりはエコラベルの乱立を招き、憂慮した国際組織が再び動いた。
▽なんちゃって認証の出現
▽実践者の視点
吉田史子(Tricolage共同創業者兼取締役COO)
▽事業者の認証取得への視点
渋谷武明(一般社団法人JARTA国際認証部部長)
▽サステナブルな旅への展望
小林英俊(北海道大学観光学高等研究センター客員教授)
誌上採録
*持続可能な観光と観光客の新たな可能性
髙井典子氏(神奈川大学国際日本学部教授)
注目のニュース
宿泊税、定率制求める動き活発化
つながりの総量拡大で企業価値向上
訪日ビジネス開始に過半数が意欲
4空港が外国人客19年超え
誌上セミナー
*海外の観光地域づくり
『地域の経済開発と観光』
コラム
*視座 永山久徳(下電ホテルグループ代表)
*SCRAP ニュースに見る海外の旅行ビジネストレンド 小林裕和
*シン・交通サービス論 成定竜一(高速バスマーケティング研究所代表)
*トラブル処方箋 小池修司弁護士がアドバイス
*山田静のツレヅレナルママニ
*ビジネスパーソンの日々雑感 鎌田由美子
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