コンカー、新時代の出張管理 テレワーク促進やCO2削減で 国内手配も強化

2023.02.20 00:00

 出張・経費管理のコンカーは、新しい海外出張管理のあり方として「ニューノーマルトラベル構想」を発表した。従来のBTM(ビジネストラベルマネジメント)のテーマである業務の効率化、ガバナンス、コスト最適化に加えて、テレワーク促進、社員の安全管理、環境配慮を新たな重要課題と捉え、自社ソリューションでの対応を強化する。

 テレワーク促進では、例えば社内会議での出張を申請すると、オンライン会議を推奨するメッセージを自動で表示し、時間・コスト削減が図れるようにする。安全管理では出張時に旅程データをリスクマネジメント会社と自動連携したり、出張による二酸化炭素(CO2)排出量を従業員単位で可視化し、行動の選択に役立つ機能を備える。

 国内出張では、これまでのシステムではカバーが足りなかった旅行手配部分について、JTBビジネストラベルソリューションズと連携して新サービスを開始。出張申請から手配、旅程管理、精算、分析まで可能になった。

 海外出張に関する契約数を現在の108社から25年までに累計200社に増やす計画。国内出張の新サービスは23年に6社の契約を獲得し、26年までに累計84社に拡大する販売目標を掲げた。

【あわせて読みたい】重要性増す出張時の鉄道利用 手配には課題も 法人旅行で温暖化対策が本格化、出張規定に反映へ

関連キーワード