トリップドットコム、第3四半期は減収 感染再拡大で 国際線予約は増加

2022.01.24 00:00

 トリップドットコムグループの21年第3四半期は営業収益が8億3100万ドルとなり、第2四半期に比べ9%減少した。調整後EBITDAは8400万ドル(同1億4400万ドル)。同グループは第3四半期の初め、国内事業と海外事業の両方で着実に業績が回復していると述べていたが、中国の一部地域で再び新型コロナウイルスの感染が拡大し、業績に打撃を与えた。

 ただし、第3四半期の明るい要素の1つは、トリップドットコムの国際線予約が第2四半期から40%増加していることだ。欧州と米国での市場回復に起因しており、ジェームス・リャン会長は、グローバル展開ではアジア太平洋と欧州が引き続き今後の焦点になると述べている。

 国内旅行市場は近場に滞在するステイケーションが需要回復を促している。19年に比べ各省内のホテル予約は約35%増加し、地元のホテル予約は60%以上増えた。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「TRIP.COM GROUP REVENUE DROPS IN Q3 BUT INTERNATIONAL FLIGHT BOOKINGS UP」

【あわせて読みたい】エクスペディア第3四半期、最終黒字に転換 コロナ禍前に近づく ブッキング・ホールディングス、第3四半期は増益 航空券予約拡大でシナジー

関連キーワード