エクスペディア第3四半期、最終黒字に転換 コロナ禍前に近づく
2021.11.29 00:00
エクスペディア・グループの21年第3四半期の純利益は3億6200万ドルとなり、19年同期の4億900万ドルに近づくとともに、前年同期の2億2100万ドルの赤字から脱した。調整後EBITDAは8億5500万ドルで181%増。ピーター・カーン副会長は「コロナ禍の中でこの決算を達成したことは途方もないマイルストーンだと思う。組織を簡素化し、テクノロジーに焦点を合わせ、ビジネスをより効率的に運営するために行ったことの証し」と述べている。
売上高は29億6000万ドルとなり、前年同期のほぼ倍。19年同期の35億5000万ドルに近づいた。総予約取扱高は187億ドル(19年同期は269億ドル)。
海外旅行を含むすべてのカテゴリーで業績が回復している。レジャーと国内旅行、特に民泊サイトのバーボが回復を主導した。21年のこれまでのバーボの顧客の約半数以上が新規顧客という。21年第3四半期の総収入に占める割合は、宿泊78%、広告・メディア7%、航空2%、その他が13%。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「EXPEDIA GROUP NEARLY MATCHES 2019 PROFIT LEVELS IN Q3 2021」
【あわせて読みたい】エクスペディア、第2四半期の業績改善 先行きには懸念
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