サウジアラビア・UAEと観光促進へ相互協力 国交省がMOU締結

2023.08.07 00:00

 国土交通省は7月の岸田文雄首相の中東訪問に際し、サウジアラビア観光省およびアラブ首長国連邦(UAE)経済省との間で、観光分野に関する覚書(MOU)を締結した。

 両国に共通する主な内容は、持続可能な観光開発への協力推進、観光分野のデータ・統計等の情報と専門知識の交換、観光客の相互往来拡大、双方の国で開催される展示会・会議への参加促進など。サウジアラビアとの間では、デジタル技術とデジタル変革促進の協力も進めるとした。

 覚書の継続期間は5年間。その後、日本または相手国のいずれかが終了を前もって通知しない限り、自動的に更新される。

 法務省の出入国管理統計によると、22年に日本に入国した外国人はサウジアラビアが2437人、UAEは2708人を数えている。

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