JOTC、初のクルーズ商談会に手応え 取り扱い未経験の参加者も

2024.04.29 00:00

クルーズを扱ったことのない旅行会社も商談に訪れ、活況を呈した

 JATA(日本旅行業協会)アウトバウンド促進協議会(JOTC)のクルーズ旅行推進部会は4月18日、クルーズ市場の拡大に向け、初のB2Bワークショップを都内で開催した。船社9社、GSA(総販売代理店)・PSA(指定販売代理店)6社、JOTCクルーズ旅行推進部会メンバーの旅行会社12社がブースを出展。旅行会社や地方自治体など66社・団体約140人が参加した。

 日本のクルーズ人口は19年に過去最多の35万7000人を記録。コロナ禍で国際クルーズが中止となり大きな打撃を受けたが、23年3月の再開後、日本発着クルーズなど寄港数が急回復している。ただ、フライ&クルーズは海外旅行と同様に回復が遅れ気味だ。

 JATAの池畑孝治理事・事務局長は開会に際し、「クルーズ人口50万人を超えていこう」と呼びかけた。松浦賢太郎クルーズ旅行推進部会長(クルーズのゆたか倶楽部代表取締役)は、「クルーズ関係者の9割を網羅しているといっていいほど一堂に会する場となった。地方開催を求める声もある」と手応えを示す。クルーズ未販売の旅行会社も参加し、裾野拡大の可能性を示した。

関連キーワード