主要7空港の4月利用実績、3空港で出国者ゼロ 運休相次ぎ機能停止

2020.08.03 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数上位7空港の4月の利用動向は、新型コロナウイルスの流行に伴う出入国制限や国際線の一時運休によって旅客需要が急減し、新千歳・中部・那覇の3空港は日本人出国者がゼロとなった。外国人入国者も新千歳は皆無、中部と那覇は10人以下にとどまり、空港機能が事実上停止した。

 出入国は成田と羽田の首都圏2空港に集中する格好となったが、日本人出国者と外国人入国者はともに前年同月に比べ99.6%ほど減少した。

 外国人入国者を主要4市場別に見ると、いずれも壊滅的な状況。ただし、香港が7空港合計でわずか14人だったのに対し、中国は717人と最も多く、韓国654人、台湾485人と続いた。