香港・台湾への路線増強 入境時のビザ免除や隔離措置撤廃で

2022.10.17 00:00

 日本の水際対策緩和と併せて、アジアの中でも比較的厳格なコロナ対策を講じてきた香港と台湾が一部措置を引き下げたのに伴い、日本路線の再開や増便が行われている。香港は入境時に義務づけていた指定ホテルでの隔離検疫措置を9月26日に撤廃し、台湾は9月29日から日本を含む11カ国からの入境時のビザ免除措置を再開した。

 日本航空(JL)は10月31日に予定していた香港発羽田行きの再開を11日に前倒しし、それまでの羽田発香港行きと合わせて週5便での往復運航となった。全日空(NH)は羽田線を10月31日から週4便で運航再開の予定。キャセイパシフィック航空(CX)は11月1日から羽田線を週7便、12月1日から新千歳線を週4便で再開し、関西線は11月1日から1便増やして週14便にする。香港エクスプレスも10月24日から中部線を週4便で再開する。

 台湾へは地方空港からの復便も目立つ。エバー航空が新千歳・那覇/台北(桃園)線を11月1日から週7便で再開する予定。那覇空港では、タイガーエア台湾が10月16日就航予定で、チャイナエアラインとスターラックス航空を含め台湾の乗り入れ航空会社は4社に拡大する。

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