刀がアドベンチャートラベル事業に参入 旅行子会社でやんばるの森などテーマに

2024.02.19 00:00

※写真はイメージ

 マーケティング会社の刀が新たにアドベンチャーツーリズム事業に乗り出す。昨年設立した旅行子会社の沖縄アドベンチャートラベルを通じ、新ブランド「OKINAWA ADVENTURES(オキナワアドベンチャーズ)」の下、世界自然遺産やんばるの森などをテーマにツアーを行う。沖縄から日本の観光産業の活性化を目指す。

 第1弾として4月から「やんばる、奇跡が生きる森へ」ツアーを実施。森と生きてきた語り部と交流し、自然信仰や人々の暮らしなどをたどりながら、自然とともに生きることの本質に迫る内容。7月からは五感を通して海の深みを知る「サンゴの海、うみんちゅの祈り」を実施する。

 いずれも那覇空港集合・解散の3泊4日で定員は6人までの少人数制。旅行代金は28万円から(空港までの交通費除く)。

 刀はさまざまな事業を展開しているが、観光業活性化に力を入れる理由を「日本の次世代の食いぶちをつくるため」としている。4つのビジネスモデルでその実現を目指しており、1つ目は25年に沖縄北部で開業予定のテーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」。2つ目は今年3月に東京・お台場に開業する「イマーシブ・フォート東京」。3つ目は六甲山で運営している食体験に特化したグランピング施設「ネイチャーライブ」。

 アドベンチャーツーリズムは4つ目の事業の位置づけで、独自のノウハウで唯一無二の体験価値をつくり出すとしている。

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