沖縄県、2次交通の課題解決へ実践授業 首都・阪神圏の大学巻き込み 

2023.01.30 00:00

 沖縄県と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は2次交通に関する課題解決に向け、実践型SDGs授業「ちゅらモビリティプロジェクト」を開始した。まちづくりなどを専攻する学生が対象。琉球大学と横浜商科大学が共同授業を実施するほか、フェリス女学院大学、立命館大学、城西国際大学でも授業を行う。課題を把握し、首都圏・阪神圏の学生が観光客視点で、沖縄の学生が受け入れ視点で議論し、解決のアイデアを検討し発表する。

 首都圏・阪神圏の18~25歳を対象に行った意識調査では、3人に2人以上が旅先で運転したくないことが判明。運転に不安がある人や免許を持たない人は沖縄を旅先に選択しない傾向も見られた。一方で8割以上が沖縄の公共交通を利用したいと回答している。

 移動はレンタカーが必須というイメージの払拭を目指す。公共交通を活用した未来の沖縄観光の実現に向けて、共に取り組む企業や大学を随時募集している。

【あわせて読みたい】沖縄観光、脱レンタカー依存に成果 特典や代替案を周知 減車やクルマ離れに対応 若者の車離れ、沖縄の課題に 修学旅行が再訪につながらず 創意工夫必要 2022年5月23日号>クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで クルマ離れが変える旅 免許保有率低下のなかで

関連キーワード