ATPCO、航空のダイナミックプライス推進 26年にシェア8割へ

2022.10.31 00:00

 航空運賃・規則登録システムのATPCOは、26年までにすべての航空会社が提供する運賃の80%が需要動向などに応じて機動的に作成されるようにする計画を明らかにした。航空会社が登録した運賃を使用するのではなく、購入時に簡単にカスタマイズして提供する技術的な枠組みを構築する。

 新しいソリューションの1つは航空会社のオーダーポスティング。変動的に作成されるオーダーを、決済などで現在使用しているのと同じデータセットに統合する。「検索を通じて見つけられる限られた数の運賃から、多様でカスタマイズされた運賃へ移行する未来を想定している。これは将来のフライトショッピングの基盤となる」(アレックス・ゾフリンCEO)

 IATA(国際航空運送協会)が推進している新流通規格(NDC)の世界的な普及に貢献する。これと併せて、航空会社があらゆる流通チャネルで独自に多様な提案を行えるよう支援する。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「ATPCO COMMITS TO MOVE INDUSTRY TO 80% DYNAMIC FARES BY 2026」