ジャルパックと日大、産学連携で観光の遠隔授業

2021.06.07 00:00

 ジャルパックと日本大学国際関係学部は5月29日、ウィズコロナとアフターコロナ時代に生き残るための新たな観光教育の実践として、授業をオンラインで実施した。産学連携の一環で、日本にいる学生とハワイを中継でつなぎ、約100人が受講した。モデレーターを務めた日大の矢嶋敏朗准教授は、「観光は楽しく地域に貢献できるもの。キャリア感をつかんでもらえる機会になれば」と意義を述べた。

 2部構成で、1部ではハワイ在住のアロハプログラムキュレーター、ロバーツさゆり氏が登壇し、日系人の歴史について講義した。2部では、ホテル、航空、旅行会社などハワイの観光産業に従事する4人がパネルディスカッションを繰り広げ、海外で働く意義や学生へのアドバイス、コロナ禍での変化を語った。登壇したアクア・アストンホスピタリティの山下桂司朗氏はコロナ禍を経て取り組みたいことに新たなホテルスタイルの創造を挙げた。一例がスマートシティで、「ホテルの役割を模索したい」と将来のまちづくりへの参画意欲を示した。

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