HIS、サウジアラビアに出店 世界の旅行需要獲得へ
2023.10.30 00:00
エイチ・アイ・エス(HIS)は年内をめどに、新たな観光旅行先として注目が高まるサウジアラビアの首都リヤドに支店を開設する。着地型旅行を中心に取り扱う。同社によると、サウジアラビアへの出店は日本の旅行会社で初めてという。
サウジアラビアは従来、イスラム教の巡礼など以外では入国が困難だった。しかし、同政府が30年までに外国人観光客1億人の誘致という壮大な目標を掲げるなか、19年に日本をはじめ49カ国に観光ビザ発給を開始し、22年にはイスラム教第2の聖地であるメディナへの観光客受け入れが始まった。日本では21年に政府観光局の支局を開設し、プロモーション活動を強化している。
HISは今後、世界中から旅行者が増加すると見て、日本人に限らず、欧米やインドネシア、マレーシア、インド、中国などアジア諸国を顧客ターゲットにする。すでに実施しているイスラム教の巡礼ツアーなど、受け入れ体制の規模をさらに拡大する。
アラビア語と英語を主として日本語やフランス語などでの対応が可能な現地スタッフを常駐させる。旅行の相談を安心して受けられるよう、観光局と連携してスタッフの育成に取り組んでいるといい、来年3月からはキャンペーンの実施を計画している。
【あわせて読みたい】サウジアラビア・セールスガイド サウジアラビア、観光客誘致へ投資促進 23年は日本から3.2万人目標
カテゴリ#海外旅行#新着記事
-
?>
-
JOTC、初のクルーズ商談会に手応え 取り扱い未経験の参加者も
?>
-
全日空とシンガポール航空、共同でダイヤ調整や運賃設定 旅行会社向け販売戦略でも
?>
-
エアビー、日米の地方交流に100万ドル 地域振興の現場視察に派遣
?>
-
GWの海外旅行どこまで回復? 「まだ5割」の声多く JTB推計は9割水準
?>
-
添乗員平均年齢、10年で10歳上昇 人口も減少止まらず 待遇改善が喫緊の課題
?>
-
海外旅行意欲、諸外国と乖離 アメックス調査 24年も行き先は国内が主流
?>
-
ユナイテッド航空、待望の羽田/グアム線就航へ 成田とすみ分け
?>
-
JAL、“つながり”の総量拡大で企業価値向上へ 中期経営計画 30年度に1.5倍の660万人回
キーワード#HIS#新着記事
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking