エールフランスKLM、法人旅行にもGDS手数料 レジャーはNDC移行順調
2022.04.18 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/04/airplane-6674689_640.jpg)
エールフランス/ KLM オランダ航空(AF・KL)は、IATA(国際航空運送協会)の新流通規格(NDC)を適用しない航空券予約に課している片道当たり13ユーロの追加料金を法人予約にも拡大する。一部の旅行会社との間ではこれまで、従来の主要チャネルであるGDSで予約した場合に徴収する追加料金を回避できるようにしていたが、NDC推進の一環として廃止する。
「追加料金は従来のGDS環境にとどまっている場合にのみ有効になる」と同社広報。AF・KLはまず18年にレジャー客の予約に片道11ユーロのGDS 手数料を導入、その後13ユーロに引き上げた。これに続き、GDSを提供してきたアマデウスおよびトラベルポートとNDCの間接チャネル契約を締結した。同社によると、レジャー旅行を扱う旅行会社は徐々にNDCに移管しており、現在、レジャー・OTA取扱量の80%がNDC対応になっている。
トラベルポートとアマデウスでのNDC予約には「少額の追加料金」が適用されるという。AF・KLは昨年末の時点で、トラベルポートのNDC取引には1.4ユーロから3ユーロの追加料金が生じることを確認。これはアマデウスのGDS手数料と同じだとしている。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AIR FRANCE-KLM IMPOSES SURCHARGE ON LEGACY GDS CORPORATE BOOKINGS」
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