2024年7月15日号>訪日客のマナー問題再び 歴史的円安で変わる客層への対策

2024.07.14 00:00

 外国人観光客の振る舞いが地域で暮らす人々の生活を脅かす事態が各地で起きています。かねてから問題視されていた民家や私有地に無断で入り込んでしまうだけでなく、最近では乱暴狼藉をはたらくようなケースも見られ対策が求められています。観光社会学者の中井治郎さんは歴史的円安による日本を訪れる客層の質的な変化を指摘したうえで、社会全体の観光との付き合い方として一段ギアを上げた次の段階の付き合い方が必要と説きます。訪日外国人の質的変化とマナー問題について考えました。

【特集】
 *訪日客のマナー問題再び
 歴史的円安で変わる客層への対策

 訪日外国人客のマナー問題が再びクローズアップされている。人気観光地を中心に顕在化していた旅行者のマナー問題は、コロナ禍でいったん沈静化していたものの訪日需要の急回復で再び状況が悪化している。地域や産業界はこの問題にどう対処していくべきなのだろうか。

  ▽再燃するマナー問題
  ▽マナー問題を考える
   永山久徳(下電ホテルグループ代表)
   中村好明(日本インバウンド連合会理事長)
   吉村久夫(帝京大学経済学部教授)
   中井治郎(観光社会学者)


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 *ぶらっとまち歩き 以倉敬之(まいまい京都代表)
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統計・資料
 *旅行業主要43社4月の取扱状況
 *国・地域別訪日外国人客数
 *渡航先別日本人訪問客数

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