2024年7月8日号>観光の趨勢と日本の競争力 世界3位が示すもの

2024.07.07 00:00

 「観光魅力度ランキングで日本が1位」。世界経済フォーラムの調査で日本が初の首位に立った前回、こんな表現をよく耳にしました。テレビ局などがそう表現したためか観光産業内でも散見され、本質が理解されていないとやきもきしたものです。本誌がなぜ毎回特集するほど価値を感じているのか、今回図らずも2人の識者から発信される形となり、報われた気分です。今回も見事に分析してくださったクニエの平林潤ディレクターには感謝しかありません。後は読者の皆さんに届くことを願うばかりです。

【特集】
 *観光の趨勢と日本の競争力
  世界3位が示すもの

 世界経済フォーラムが隔年で発表している旅行・観光開発指数の24年版で、日本が世界119カ国・地域中3位となった。依然として世界のトップ水準にあるが、前回調査の1位からランクダウンした。その要因は何か。世界の観光の趨勢と日本の競争力を読み解く。

 ▽世界の観光の趨勢と評価軸
  平林潤(クニエ ディレクター)
 ▽日本の観光開発指数ランキング一覧
 ▽日本の発展への視点
  高橋敦司(JR東日本びゅうツーリズム&セールス代表取締役社長)
  小林裕和(國學院大學観光まちづくり学部教授)


論文
 *生産性を高め、真に豊かで確固たる旅行産業を確立するために【1】
  佐藤英絵(ベルトラVELTRA.com事業管理課担当ダイレクター代理)

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コラム
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