アコーホテルズ、未来のモビリティを提案 都市の自律運転推進へ

2021.10.18 00:00

 アコーホテルズは自動車メーカーのシトロエンおよび屋外広告会社大手のジェーシードゥコーと協力し、未来のモビリティモデル「アーバン・コレクティフ」を発表した。さまざまな輸送ニーズに使用できる電動のポッド(車体)を通じて、都市の自律移動を促す。

 2~3人が乗れる「ソフィテル・エン・ボヤージュ」は、乗り換え、ショッピング、都市体験に使用でき、「プルマン・パワー・フィットネス」はユーザーが通勤中に運動できる。ジェーシードゥコーとのコラボレーションである「シティ・プロバイダー」は、最大6人が参加できるオンデマンドなポッドとして設計されている。これらは自動運転車が専用レーンを走行する。

 シトロエンのヴィンセント・コビーCEOによると、このイニシアチブは今後5~7年で実現する可能性があるが、運輸当局、オペレーター、メーカー、ポッド自体の経験が必要だとする。また、都市の自律型モビリティのエコシステムを構築するためには、多くのプレーヤーが集まる必要があるとの考え。

 アコーのパトリック・メンデスCOOは、「私たちはテクノロジー、イノベーション、持続可能性、体験を融合させている。旅行者に滞在前と滞在後の体験を提供したいと考えており、それを拡張ホスピタリティーと呼んでいる」と語った。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「ACCOR PARTNERS WITH CITROEN ON AUTONOMOUS URBAN FUTURE」

【あわせて読みたい】21年の注目は自動運転車、現地発着ツアーと好相性 独シクストがロボタクシー、22年からミュンヘンで試運転 アマゾン、自動運転の新興企業買収

キーワード#ホテル・旅館#新着記事