韓国旅行業界、海外旅行再開へ検査費用が負担に

2021.07.05 00:00

 海外旅行再開の動きで先行する韓国だが、韓国政府は新型コロナウイルスワクチン接種完了者が海外旅行の際、帰国時の隔離措置を免除する一方、PCR検査の陰性証明提出は依然必須となっている。PCR検査費用は10万~30万ウォン(1万~3万円)で、旅行者の負担が大きいとの声が出ている。

 現在、韓国出国前のPCR検査費用は10万~15万ウォン(英文証明書発行費用含む)。仁川空港の検査センターでは診察料と発行費用含め平日12万6000ウォン、週末13万ウォンとなる。

 現地滞在中に数回のPCR検査を求める国や地域も多い。旅行会社の関係者は、「航空便の再開と運賃が最大の問題だが、PCR検査費用も考慮しなければならない必須の支出となった」とみている。

 本格的な海外旅行再開に向けては、出入国制限緩和とPCR検査コストの削減も不可欠となる。海外政府観光局の関係者は、「旅行者の負担を軽減する支援プログラムを計画している」という。

韓国旅行新聞6月28日

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