トリップアクションズが初の企業買収、法人旅行の新興企業躍進
2021.05.24 00:00

法人旅行サービスの新興企業である米トリップアクションズは15年の創業以来初となる企業買収を行い、ハイエンド旅行管理会社の英リード・アンド・マッケイを傘下に収めた。買収額は非公開。1月の1億5500万ドルの資金調達に続く動きで、同じく新興のトラベルパークも4月に1億6000万ドルを調達しており、投資家が法人旅行スタートアップの資金調達を支援していることを示している。
トリップアクションズは買収により世界のあらゆる規模の企業に法人旅行と支出管理サービスを提供できると述べている。リード・アンド・マッケイは1962年の創業で50を超える市場で展開する。両社は合計で50億ドルの旅行予算を管理し、リフトやズームを含む約5000社にサービスを提供する。
法人旅行のスタートアップ、つまり新しいモデルが投資家の注目を集める一方で、従来のTMC、つまり古いモデルとの間で統合が行われている。アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベルはエクスペディアグループ子会社のエジェンシアを買収した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「TripActions buys Reed & Mackay in first-ever」
【あわせて読みたい】アメックスGBT、エクスペディア子会社買収へ 法人旅行の米トリップアクションズ、新規顧客獲得で好調 スタートアップ増加、欧米で再編成進むビジネス旅行市場
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