アジア太平洋でOTA利用増、中国のオンライン予約支持者2倍に
2020.11.16 00:00

アジア太平洋地域の消費者動向として、OTA(オンライン旅行会社)を通じて旅行を予約したいという欲求が拡大しているようだ。ITB アジアで基調講演を行ったグーグルの担当者は、この傾向はOTAが顧客の要求に迅速に対応し、ユーザーエクスペリエンスをシームレスにする能力によるものだと述べている。
グーグルによると、たとえば中国では、OTAでの予約を好む消費者が今年に入り2倍以上になったという。旅行関連企業が需要を獲得するためには、「安全を確保するためにどのような手順を踏んでいるのか、また旅行体験や価格を柔軟に提供する方法を顧客に明確に示すことだ」(同)。
エクスペディアグループが最近発表した調査によると、旅行者はコロナ流行前に比べ、OTAを介して予約する可能性が57%高く、ミレニアル世代とジェネレーションXは仲介業者を介して予約する可能性が最も高いことがわかった。旅行者がOTAを好む理由には、1泊料金の値ごろ感(69%)、部屋の良さ(40%)、1カ所で比較できること(35%)などがある。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Google says COVID boosted OTA usage in APAC」
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