特別な文化体験に今後の伸びしろ KKday調査 安定した売り上げ後押し

2023.09.11 00:00

 KKday(ケーケーデイ)グループがまとめた23年版の旅行トレンド・消費者動向レポートで、コロナ禍を経てアウトドアアクティビティーの流行が裏付けられた。これから特に注目すべきカテゴリーは、専門性が高く特別な文化体験と指摘している。

 調査は旅ナカ商材を扱う事業者に提供している同社の予約管理システム「rezio(レジオ)」の利用・予約状況に基づき分析した。対象期間は20年1月から22年12月。商材はパッケージツアー、アウトドアアクティビティー、文化体験、観光施設・イベント入場券など。そのうち、アウトドアアクティビティーのシェアが32.1%と最多を占めた。コロナ禍で密を避けて開放的な空間で楽しめることで需要が高まり、オンライン予約を導入する事業者が増えた結果と見ている。

 22年の予約増加率では、パッケージツアーが前年比335%増と最も高い伸び。コロナ禍で制限されていた海外旅行の解禁に当たり、旅先での不確定要素を減らし、効率性を考える旅行者が増えたためと分析している。

 23年以降は特別な文化体験が注目されると予測する。旅行者はディープな体験を求め、現地の文化や生活様式などの理解につながる旅を求めているため。実際、農村での体験、弓や乗馬、伝統衣装を着ての写真体験などの人気が高いという。時期などに左右されず年間を通じて安定した売れ行きを保てることからも、事業者にとって今後の伸びしろが期待できるとしている。

 予約・購入のリードタイムは平均5日前で、最も早いパッケージツアーは12.3日前。全体的に体験系の商品は事前に予約する傾向があることから、遅くとも催行の21日前には公式サイトでの受注開始を勧めている。