旭川市と周辺8町でユニバーサルMaaS 移動介助の一括手配など実証実験

2023.07.31 00:00

 北海道の旭川大雪圏で、ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス「Universal MaaS」の共同プロジェクトが始まった。参加するのは旭川市、旭川観光コンベンション協会、カムイ大雪バリアフリー研究所、旭川中央交通、旭川電気軌道、道北バス、JR 北海道、ANA、ANAあきんどの9組織。誰もが快適にストレスなく移動を楽しめるサービスを提供する。

 人気スポットの旭山動物園や白金青い池などを目的地として、出発地からの移動の介助手配をオンラインで行う「一括サポート手配」や、車いすユーザー向けの移動情報を確認できる「ユニバーサル地図/ナビ」の実証実験を行う。

 機能やサービスの有効性を検証し、課題を抽出する。移動の不安を理由に観光を躊躇している旅行者が安心して移動できる仕組みの構築を目指す。