海外旅行の障壁は費用の懸念 クルック調査 行き先選びに影響
2023.05.15 00:00
旅行・体験予約サイトを運営するクルックが国内ユーザーに実施した海外旅行に関する意識調査で、海外旅行を計画したいと思えない理由の1位に費用面での懸念が挙げられた。行き先選びでも、コロナ前に比べより重要なポイントになった1位は費用の抑制。消費者にとって、費用面での心配が大きい実態が浮き彫りとなった。
調査は4月13~20日に実施し、1858人から回答を得た。水際対策撤廃目前のタイミングで、回答者のほとんどが23年に海外旅行を計画したいと考えているが、8.7%は否定的。その6割以上が費用面での不安(物価高・円安など)を理由に選び、突出して多かった。2位のコロナウイルス感染への懸念と3位の国内旅行で満足は2割程度だった。
行き先選びに際し、費用が抑えられることを重要なポイントに挙げたのは62.1%。現地の衛生状態や治安を20ポイント以上も上回った。23年中に行きたい国の上位は韓国、台湾、タイの順。同社は「近距離で航空運賃が安く済み、円安の影響が少ない旅行先が人気であることも、費用面重視の傾向を裏付けている」と見ている。
【あわせて読みたい】海外旅行予算、6割が20万円未満 日旅総研調査 費用高騰もコロナ前と変化なく
カテゴリ#海外旅行#新着記事
-
?>
-
JOTC、初のクルーズ商談会に手応え 取り扱い未経験の参加者も
?>
-
全日空とシンガポール航空、共同でダイヤ調整や運賃設定 旅行会社向け販売戦略でも
?>
-
エアビー、日米の地方交流に100万ドル 地域振興の現場視察に派遣
?>
-
GWの海外旅行どこまで回復? 「まだ5割」の声多く JTB推計は9割水準
?>
-
添乗員平均年齢、10年で10歳上昇 人口も減少止まらず 待遇改善が喫緊の課題
?>
-
海外旅行意欲、諸外国と乖離 アメックス調査 24年も行き先は国内が主流
?>
-
ユナイテッド航空、待望の羽田/グアム線就航へ 成田とすみ分け
?>
-
JAL、“つながり”の総量拡大で企業価値向上へ 中期経営計画 30年度に1.5倍の660万人回
週刊トラベルジャーナル最新号
アクセスランキング
Ranking