ロサンゼルスで観光開発が進行 日本市場回復へコミュニケーション強化

2022.09.13 11:20

ロサンゼルス観光局のマックジェネット氏(写真左)と日本事務所のマージョリー・デューイ代表

 ロサンゼルス観光局のミッションが先ごろ来日し、旅行業関係者を招いて都内でレセプションを開催した。ロサンゼルスではコロナ禍でも観光関連施設の開発が進んでおり、観光素材の充実度をアピールした。

 特に4月以降、日本からの渡航者が月を追うごとに増えている。ロサンゼルス国際空港の利用者もコロナ禍前の75%台まで回復した。日本と結ぶ航空路線は現在7社が運航し、6~7月に増便が相次いだほか、10月からはさらなる増便が予定されている。空港内では各ターミナルのアクセスを改善すべく大規模な工事が進められており、23年内には新移動システム「Automated People Mover (APM)」の運用が開始される予定。

 市内も積極的な観光開発が行われ、同市で初となるコンラッドホテルが開業。また23年内にはユニバーサル・スタジオ・ハリウッドに新たに「スーパー・ニンテンドー・ワールド」、多目的公園のエクスポジションパーク内にはジョージ・ルーカス美術館も開業を控える。

 来日したロサンゼルス観光局のパティー・マックジェネット・チーフステークホルダーオフィサーは、アジアの中でも「日本は重要なマーケットの1つ」と位置づける。日本市場の回復に向け、旅行業界や航空会社との親密なコミュニケーションを行っていく考え。 近年は大リーグのロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が話題だが、アメリカンフットボールやサッカー、バスケットボールなどメジャースポーツが盛んだ。パフォーミングアーツや美術館、博物館など文化・芸術施設もアピールしていく。

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