NFTで青森ねぶたの価値向上 「風神雷神」データをアートとして販売

2022.09.12 00:00

3Dモデルのイメージ

 青森青年会議所は青森ねぶた祭の価値と知名度の向上を図るため、ねぶた作品のデータをNFTアートとして数量限定で販売する新たな取り組みを開始した。NFT(Non Fungible Token)とは、ブロックチェーン上で発行され、唯一無二性を証明できる代替不可能なデジタルデータ(トークン)のこと。祭りの会期終了後、廃棄されるねぶたの山車を3Dモデル化することで、貴重な文化を後世に残す狙いがある。

 初回は22年度に同会議所が制作した「風神雷神」のNFTデータを用意。数百円程度で購入できる運行風景写真から、山車の元となる原画データ、実際の山車を撮影し特別に制作した3Dモデルまでさまざまなアイテムを販売している。

 購入金額の一部はねぶたの制作者である「ねぶた師」に還元するなど、持続可能な祭りとするため貢献する。

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