広島平和記念資料館が電子チケット導入 事前予約で入館待ちや混雑解消

2024.03.04 00:00

 広島平和記念資料館は、電子チケットを2月16日から試験的に導入した。25年3月末まで。

 観光・レジャー・文化施設向けにDXソリューション事業を展開するアソビューの「ウラカタシリーズ」を活用。この電子チケットサービスと予約管理システムを用いて、これまで現地販売のみだった入館チケットをオンラインで事前予約・購入できるようにした。修学旅行など団体利用の事前入館手続きも簡略化し、入館待ちの行列解消と館内の混雑緩和を目指す。

 同館の23年度来館者数は、コロナ禍前を上回る180万人超となる見込み。8月には最大2時間の入館待ちが発生するなど、来場者急増に伴う行列解消と混雑緩和が課題となっていた。

 ウラカタシリーズは国内・訪日客の在庫管理を一元化できることも利点。チケットは来館予定日の90日前から購入できる。料金は大人200円、高校生100円。

【あわせて読みたい】レジャー施設産業の回復へDX支援 アソビューなど3社が提携、戦略立案や人材育成