添乗員なしの訪日ツアー再開 同行型でも自由行動が可能に

2022.09.12 00:00

 水際対策の緩和により、9月7日から添乗員が同行しない訪日パッケージツアーの受け入れが始まった。旅行会社または旅行サービス手配業者(ランドオペレーター)が受け入れ責任者となり、往復航空券と滞在中のすべての宿泊施設の手配を行うことが条件。訪日観光は6月10日から解禁されたが、添乗員同行で行動を管理する形態が忌避されていた。完全な個人旅行の解禁には至らないが、一歩前進した。

 参加者による自己手配や、受け入れ責任者の役割のみを旅行業者が引き受けることはできない。ツアー販売時に、日本滞在中はマスク着用など基本的な感染防止対策を徹底する必要があることを伝え、注意喚起する。滞在中は常時確実に連絡が取れる携帯電話番号やメールアドレス等を確認し、入国後に連絡を取って感染防止対策の徹底等を呼び掛ける。

 添乗員同行のパッケージツアーでも、感染防止対策の徹底や常に連絡が取れるようになっていれば、自由行動が認められるようになった。

【あわせて読みたい】訪日観光、多くが個人旅行解禁待ち 行動管理が足かせ 潮流に逆行 地方空港、手探りの国際線再開 再び運休相次ぐ 入国・行動制限が妨げに