ウェスティン、ウエルネス掲げ横浜に開業 CO2削減へ新たな試み
2022.06.20 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/06/0627_P05-01.jpg)
マリオット・インターナショナルは6月13日、横浜・みなとみらいにウェスティンホテル横浜を開業した。コンセプトは、心身ともに健康であることを表す「ウエルビーイング」。健康志向の高まりを受け、これまでウェスティンが牽引してきたウエルネスサービスを包括的に提供する。標榜するのは「泊まって健康になる」ライフスタイルホテルだ。
23階建てのホテル(全373室)は、料飲施設、宴会・会議施設などのほか、1000㎡を超えるウエルネスフロアを備え、横浜の地や自然とのつながりをテーマにデザイン。外観は、港、人々、町をつなぐクルーズ船をイメージした。リチャード・スーター総支配人は「横浜をウエルネスの場にしたい」と言う。
具体的には、6つのWell、すなわち、よく眠る、よく食べる、よく動く、気分よく、よく働く、よく遊ぶを軸にサービスを展開する。例えば、眠りを追求して独自に開発した「ヘブンリーベッド」を全室に配して快適な睡眠をサポートし、県内の食材を取り入れた地産地消で豊かな食を提供。最新機器をそろえたフィットネススタジオやヨガプログラムなどで、心身ともにリフレッシュできる時間を用意している。ウエルネスフロアには日本初登場となる「ヘブンリースパ」を併設し、施術では肉体的・心理的な七感に働きかける。
サステナブルな飲料水の提供など、持続可能な開発目標(SDGs)に配慮しているのも特徴だ。施設内で水道水を最高水準にろ過し、ボトルに詰めて提供する。使い捨てペットボトルと輸送で排出される二酸化炭素(CO2)の削減に貢献する。
ここ数年、ホテルの開発ラッシュに沸くみなとみらい。ウエルビーイングというコンセプトの差別化がどう機能していくか、注目される。
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