旅のUDアドバイザー導入に広がり、添乗員派遣会社に続き旅館も

2021.08.02 00:00

実技演習風景

 すべての人の旅の実現を目指した新資格「旅のユニバーサルデザイン(UD)アドバイザー」を導入する動きが徐々に拡大している。長野県茅野市と諏訪市で温泉旅館を経営する親湯温泉の社員28人がこのほど資格を取得した。全社員の4分の1に当たる人数で、今後は残りの社員も取得を目指す。

 親湯温泉は年齢や障害の有無にかかわらず利用しやすい宿泊施設を目指したサービスの導入や客室整備を行っている。さらに近年のユニバーサルデザインに対するニーズの高まりを踏まえ、一層の社員教育によるサービス向上を図ろうと、今回の取り組みを進めた。

 資格はケアフィット推進機構が認定する。公式テキストでの自己学習の後、1日完結での座学・実技教習と検定試験を行う。6月には添乗員派遣のダイヤモンドシステムでも社員が取得した。

【あわせて読みたい】ダイヤモンドシステム、旅のUDアドバイザー資格取得に意欲 ユニバーサルツーリズムの新資格誕生