デジタル決済、普及の障壁は手数料

2021.01.25 00:00

 新型コロナウイルスの感染拡大はデジタル決済を加速させたが、その傾向は長続きしないかもしれない。

 アマデウスの調査によると、旅行者の84%が非接触型やモバイルなどの非現金方式で支払いを行っている。これは、現金の使用に関して、過去9カ月で4年間に相当するデジタル決済の変革があったことを示すIMF(国際通貨基金)の調査からも裏付けられる。ただし、回答者の55%はコロナ収束後、現金支払いに戻ると述べている。その理由は外国為替手数料や諸手数料だ。32%がカード決済は海外で使用するには高すぎると述べている。カード詐欺に対する懸念もある。

 一方、非接触型オプションが利用できない場合、旅行者の14%が購入を断念すると回答している。


この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Digital payments could go backwards with hidden charges pushing travelers to use cash」

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