横須賀市でワーケーション実証実験 マリンスポーツと組み合わせ NTTが協力

2023.11.27 00:00

マリンスポーツはSUPなども楽しめる

 神奈川県横須賀市でマリンスポーツとワーケーションを組み合わせた実証プログラムが行われている。滞在時間を伸ばし、消費単価を上げる施策。

 市は17年からウインドサーフィンの世界大会「ANAウインドサーフィンワールドカップ横須賀・三浦大会」を津久井浜海岸で実施するなど、マリンスポーツの普及に注力している。しかし、マリンスポーツ以外の目的での来訪者が少なく、滞在期間が短く地域での消費が少ないことが課題だった。

 市と連携協定を結ぶNTT東日本神奈川事業部が協力する。同社の社員やその家族、知人がウインドサーフィンショップ「TEARS」2階のワーキングスペースを活用して仕事をし、マリンスポーツを体験する。SUPなども楽しめる。24年3月まで展開する。

 NTTによると、「マリンスポーツの体験時間が楽しく、疲れすぎない長さに設定され、午後からのリモートワークも集中できる」といった声が寄せられている。市は協力企業を募集し、検証を拡大する意向だ。