日本のパスポート、首位陥落 ビザなし渡航国減少で3位に

2023.07.31 00:00

 世界最強といわれてきた日本のパスポートが首位から陥落した。英コンサルティング会社ヘンリー&パートナーズの調査によると、ビザなしで渡航できる国・地域の多さを指数化したランキングで、日本は18~22年の1位から順位を下げ、3位となった。

 IATA(国際航空運送協会)のデータに基づき、ビザなし訪問が可能な目的地数をまとめた。日本は189カ国・地域にビザなし渡航が可能で、前年から4カ国・地域の減少。コロナ禍を契機にビザが必要となった中国のほか、ミャンマーなどがビザ手続きを要する。

 新たに1位となったのはシンガポールで、前年2位から順位を上げた。ただし、対象国・地域数は192と前年から変わっておらず、日本の減少に伴いランキングが上昇した格好。2位はドイツ、イタリア、スペインの190カ国・地域。3位は日本、韓国、フランスなど7カ国。韓国も対象国が3つ減り、順位を落とした。

【あわせて読みたい】日本人のパスポート保有率17%に低下 22年発行数は3年ぶりプラス 女性・若年層がけん引

関連キーワード