福岡空港、外国人入国者がコロナ前の9割に 2月実績 韓国急増で

2023.06.05 00:00

 法務省の出入国管理統計によると、旅客数上位7空港の2月の利用動向は韓国や台湾市場が押し上げ要因となり、すべての空港で外国人入国者数が大幅に増加した。なかでも福岡は前年同月比320倍の19万1334人となり、韓国市場が7割超を占める。コロナ禍前の19年同月と比べると、93.2%まで回復した。回復率で見ると、福岡に次いで成田が74.9%、羽田が69.9%だった。最も低かったのは那覇の31.6%。

 これに対し、なかなか回復が進んでいないのがアウトバウンド。日本人出国者数の回復率は羽田が52.0%と最も高く、これに続く福岡(36.1%)や成田(33.2%)と比べて抜きん出ている。新千歳、関西、那覇はいずれも2割台、中部は18.9%にとどまった。

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