宮島で持続可能な観光を推進 普遍的価値をブランドに
2023.05.22 00:00
廿日市市は、宮島で住んでよし訪れてよしの持続可能な観光地域の実現を目指す新プロジェクトを本格始動した。「千年先も、いつくしむ。」と題した同事業では、宮島自体を御神体として大切にし慈しんできたその普遍的価値や魅力を宮島ブランドとして国内外に広く発信し、次世代に引き継ぐ。
ロゴやプロジェクトの開始を宣言するポスター、先人から受け継がれてきた島の姿や自然、神々と共にある日々の暮らしなどを表現した3種類のポスターを制作した。宮島の原点である「神をいつきまつる島」の姿を伝える動画や特設サイトも公開した。
廿日市市は持続可能な観光地域への取り組みの一環として、4月に二酸化炭素の排出削減や脱プラスチックなどを目指す環境省のゼロカーボンパークに登録された。10月からは宮島訪問税を導入し、客船などによる訪問に1人1回100円を徴収する。
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