AI旅行検索のatta破産 負債総額1.3億円 コロナ禍で打撃

2023.05.15 00:00

 東京商工リサーチによると、ビッグデータとAI(人工知能)を使って旅行検索・予約サービスを展開していたatta(アッタ)が4月5日、東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は約1億3000万円。

 18年の設立で、宿泊予約を支援するウェブサイトとアプリの開発・運営を手掛けていた。リアルタイムのビッグデータを活用した宿泊料金の予測と、予約サイト間の料金比較などができるアプリサービスを提供していた。新型コロナウイルス感染拡大で宿泊需要が落ち込むなか、22年3月には自社アプリから宿泊予約が直接できるサービスを開始。しかし、システム構築など先行投資の負担が経営を圧迫し、23年に入り都内の本社から退去していた。

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