大分の民間団体、訪日客対応の改善へ認定制度 6分野20項目で評価

2023.05.15 00:00

認定証イメージ

 大分県の民間企業らでつくるインバウンド推進協議会OITAは、訪日客への対応を改善する新たな取り組みとして、「インバウンドに優しいおもてなし認定制度」を開始した。多言語、案内、飲食、健康・安全、意識向上、設備の6分野で20項目の認定基準を設けた。訪日客に安心・安全な旅を届けると同時に、観光事業者の評価向上とリピーターや新規顧客の拡大を図る。

 判定の範囲は申請施設の業務に該当する項目のみ。70%以上の基準を満たせば認定となる。70%に達しない場合は改善を提案する。認定に向けて取り組むことが対応力の向上につながる仕組みをつくる。

 認定された事業者には認定証のほか、現場対応に役立つハンドブックを提供する。現在、宿泊、飲食をはじめ、運輸、小売り、旅行業、観光協会・DMO、その他サービス業などから幅広く申請を受け付けている。

関連キーワード