JTB、全方位の商品設定で海外旅行喚起 3年ぶり本格展開 5類移行発表後の反応多く
2023.02.13 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2023/02/0220_P04-02_R.jpg)
JTBは6月以降出発の海外旅行商品を発売し、ダイナミックパッケージでパーソナライズ化への対応を強化しつつ代金固定型の個人旅行も設定するなど、全方位で海外旅行需要の獲得に臨む。発売翌日の2月4日にはテレビCMを開始し、3年ぶりに本格的な展開が可能となる海外旅行の機運醸成に乗り出した。
花坂隆之代表取締役専務執行役員ツーリズム事業本部長は、「海外旅行本格復活への重要な年。求めることが千差万別になり、マインドも相当変化していると思う。相当多くの商品ラインナップを取りそろえた」とし、市場動向を探りつつ変化に応える構えを示した。23年の市場回復度は19年の4割の予測だが、新型コロナ感染症の位置づけが5月から5類に移行されることを受けて、問い合わせなどが明らかに増えているという。
ホテルや航空を自由に選択できる「ルックJTBMySTYLE」で現地滞在中の体験やサービスの提供を強化する。旅行の目的や参加形態に応じて取りそろえ、日程に合わせて確実に提供するためパッケージにして提供する。
添乗員同行商品は目的型や高付加価値型を拡充する。高額購入者層の目的意識の高まりに対応するほか、他社との差別化を狙う。SDGsを意識した商品に力を入れ、欧州方面では列車で巡る旅や公共交通機関を使用する旅を設定した。
代金固定型の個人旅行商品は方面や時期を見極めながら機動的に販売する。見慣れた紙のパンフレットも用意し、選びやすくした。
また、学生を対象にパスポート取得費用分を電子ギフトで還元するキャンペーンを展開し、消費者の負担を軽減しながら背中を押す。
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