10月の家計、旅行関連消費が伸長 総務省調査 宿泊料の回復顕著
2022.12.12 00:00
総務省がまとめた10月の家計調査によると、2人以上の世帯の消費支出は29万8006円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月から1.2%増えた。旅行関連サービスの消費が伸びたのが特徴で、全国旅行支援などが影響したとみられる。
消費支出を構成する10項目のうち8項目で増加しており、「教養娯楽」は「被服および履物」に次いで2番目に高い8.0%増。そのうち宿泊料の増加率は59.2%となった。
コロナ禍前の19年同月に比べると、宿泊料が52.6%増となり、9月の同9.0%減から急激に回復している。ただし、パック旅行費については27.8%減。9月の同54.4%減からは改善が見られるものの、コロナ禍前のプラスにはまだ至っていない。
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