ANA X、スーパーアプリへ基盤整備 日常でマイル決済可能に
2022.10.31 00:00
ANAグループでマイル関連事業を手掛けるANA Xは10月20日、ANAマイレージアプリを刷新した。さまざまなサービスの入り口となるアプリと位置づけ、機能を整備した。来春にはマイルを通貨のように使えるようにし、日常生活での利用を促して会員と流通額の拡大を図る。同日会見した轟木一博代表取締役社長は「(多様な機能を集約した)スーパーアプリに育てていく」と語った。
ANAグループは事業構造改革の一環で非航空分野の収益拡大に取り組んでおり、スーパーアプリ構想はその要。独自の経済圏をつくり、非航空収入を19年度の約2000億円から5年後に4000億円へ拡大する構想を描く。
新たなアプリは、個別にアプリをダウンロードしなくても利用できるミニアプリを集結させる。まずは航空券予約が行えるANAアプリ、徒歩などすべての移動でポイントが貯まるANAポケットを搭載する。23年初頭には、現在複数あるECサイトを1つのモール形式に集約し、提携企業の出店により日用品や家電、美容・健康など幅広く取りそろえる。
来春にANAペイの決済機能を拡充する。現在のQRコードに加え、タッチ払いやバーチャルプリペイドカードでの支払を可能とする。入金はクレジットカードに限らず、銀行口座やATMに広げていく。
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