エアビー創業者、多拠点生活の実践で事業設計 需要拡大に備え
2022.01.31 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/0207_P06-01-1.jpg)
エアビーアンドビーのブライアン・チェスキー共同創業者兼CEOは1月19日、同社が取り扱う世界各地の宿泊施設に滞在しながら生活すると発表した。IT を活用して旅しながら仕事をするデジタルノマドが増えており、自ら多拠点生活を実践することで宿泊体験の事業設計に役立てる狙いがある。
同社は22年の旅行トレンドとして、旅行先が何千もの町や都市に広がり、数週間や数カ月単位の長期滞在をすると予測する。コロナ禍の期間中、エアビーで予約された行き先は世界で10万の町や都市に広がり、そのうち6000カ所が新規予約だった。長期滞在予約者のうち、多拠点生活をするために利用する人は20年の9%から21年には12%に増加した。
また、リモートワーカーを誘致するため、国や地域による受け入れ環境整備や魅力のアピールも加速すると予測する。ビザや税制上の優遇措置を提供する国・地域は38に上っているといい、アジアでは台湾やタイ、ベトナムが含まれている。
【あわせて読みたい】遊動の時代 新たな旅のデザインへ 東急、定額制住み替えサービス拡充 180泊の長期プラン新設 ANAと連携も
カテゴリ#観光・旅行業経営#新着記事
キーワード#エアビーアンドビー#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く