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エアビー創業者、多拠点生活の実践で事業設計 需要拡大に備え

2022年1月31日 12:00 AM

チェスキー共同創業者兼CEO

 エアビーアンドビーのブライアン・チェスキー共同創業者兼CEOは1月19日、同社が取り扱う世界各地の宿泊施設に滞在しながら生活すると発表した。IT を活用して旅しながら仕事をするデジタルノマドが増えており、自ら多拠点生活を実践することで宿泊体験の事業設計に役立てる狙いがある。

 同社は22年の旅行トレンドとして、旅行先が何千もの町や都市に広がり、数週間や数カ月単位の長期滞在をすると予測する。コロナ禍の期間中、エアビーで予約された行き先は世界で10万の町や都市に広がり、そのうち6000カ所が新規予約だった。長期滞在予約者のうち、多拠点生活をするために利用する人は20年の9%から21年には12%に増加した。

 また、リモートワーカーを誘致するため、国や地域による受け入れ環境整備や魅力のアピールも加速すると予測する。ビザや税制上の優遇措置を提供する国・地域は38に上っているといい、アジアでは台湾やタイ、ベトナムが含まれている。

【あわせて読みたい】遊動の時代 新たな旅のデザインへ[1] 東急、定額制住み替えサービス拡充 180泊の長期プラン新設 ANAと連携も[2]

Endnotes:
  1. 遊動の時代 新たな旅のデザインへ: https://www.tjnet.co.jp/2021/04/26/%e9%81%8a%e5%8b%95%e3%81%ae%e6%99%82%e4%bb%a3%e3%80%80%e6%96%b0%e3%81%9f%e3%81%aa%e6%97%85%e3%81%ae%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%b8/
  2. 東急、定額制住み替えサービス拡充 180泊の長期プラン新設 ANAと連携も: https://www.tjnet.co.jp/2021/11/29/%e6%9d%b1%e6%80%a5%e3%80%81%e5%ae%9a%e9%a1%8d%e5%88%b6%e4%bd%8f%e3%81%bf%e6%9b%bf%e3%81%88%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%93%e3%82%b9%e6%8b%a1%e5%85%85%e3%80%80180%e6%b3%8a%e3%81%ae%e9%95%b7%e6%9c%9f/