アメリカン航空、法人の直接接続を可能に ワインディング・ツリー経由
2021.12.13 00:00
アメリカン航空(AA)は、イーサリアムを基盤とした分散型旅行マーケットプレイスのワインディング・ツリーと提携し、大企業の出張者に自社のコンテンツへの直接アクセスを提供している。これにより、出張者は仲介業者を利用せずにAAから直接レジャー旅行を予約できると同時に、法人契約のメリットも享受できる。
ワインディング・ツリーによると、IATA(国際航空運送協会)が推進する新流通規格(NDC)も手伝って、企業は特別なオファーなどをAAと直接交渉できるようになる。同社のペドロ・アンダーソン共同創設者兼COOは、「アメリカン航空と提携できることを誇りに思う。これは私たちのソリューションの証しであるだけでなく、旅行のパラダイムシフトだ」と述べた。
17年創業のワインディング・ツリーのマーケットプレイスはブロックチェーンを基盤とする。バイヤーとサプライヤーを直接接続し、個人の嗜好やニーズに対応するパーソナライゼーションを促進しつつ、流通コストを削減する。エア・カナダも導入しており、プロダクトを市場に開放している。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「AMERICAN AIRLINES ENABLES DIRECT CONNECTION THROUGH WINDING TREE」
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