JNTO、SDGsと持続可能な観光を推進 ポストコロナへ方針
2021.06.28 00:00

日本政府観光局(JNTO)は、SDGsへの貢献と持続可能な観光の推進に係る取り組み方針を策定した。コロナ禍を経て、サステイナビリティー(持続可能性)に対する旅行者の意識が高まるなか、観光が生み出す負荷や悪影響を最小化する形で回避し、コロナ禍後に日本が選ばれる観光地となることを目指す。
サステイナブルツーリズムを地域の環境・文化・経済の3つを守り育むものと位置付け、実現に向けて貢献していく。具体的には、その推進に取り組んでいる地域や観光コンテンツの情報を集めて海外に発信する。海外での先進事例も国内に紹介し、それぞれの取り組みを支援することなどが柱となる。
JNTOの金子正志理事は、「特別なことをしなくても、すでに取り組めていることも多い。上手に見せていくことが大切」と説明する。たとえば里山体験、地産地消、伝統文化体験などのコンテンツや、体験後の清掃、混雑対策の徹底などの活動も十分にその対象になるとしている。
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