被災地の観光業再建へ3.2億円、国交省予備費で一体的な施策支援
2020.08.10 00:00
国土交通省は予備費3億2200万円を投じ、7月の豪雨で大きな被害を受けた観光地の再建を支援する。河川等のインフラの復旧と併せて行う被災地支援の一環。
市町村、観光協会、観光施設や宿泊施設など事業者が一体となった復興プランの作成や多角的な観光客誘致を推し進めるため、職員や専門家の派遣などを通じて支援する。新型コロナウイルス感染拡大に加えての豪雨被害となり、観光地全体の復興には施設の復旧や事業継続の措置に加え、一体的な観光戦略の再構築と地域の魅力向上に向けた施策が重要とみている。
具体的には、マーケティング調査や先進事例を踏まえた観光戦略の策定、新規ツアーの造成などを支援する。また、個々の施設の収益力向上を図るため、高付加価値の改修プランの作成や金融機関との調整なども視野に入れている。
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