3月の訪日客93%減、日本人出国者も86%減に 過去最大の落ち込み

2020.04.20 00:00

3月末からの国際線発着枠増枠を目前にして人気のない羽田空港

 日本政府観光局(JNTO)によると、3月の訪日外客数は前年同月から93.0%減少し、わずか19万4000人にとどまった。新型コロナウイルスの感染拡大による各国の渡航制限の影響が如実に表れた。東日本大震災直後の11年4月(62.5%減)を上回る過去最大の減少幅。日本人出国者も85.9%減の27万2700人となり、1964年の統計開始以来で最も落ち込みが大きかったSARS(重症急性呼吸器症候群)流行時の2003年5月(55.6%減)を上回った。

 訪日外客を市場別に見ると、主要20カ国・地域すべてで大幅な落ち込み。最大は中国の98.5%減で、最も小幅なロシアでも52.1%減。特に訪日市場の8割近くを占める東アジア4カ国・地域が97.6%減と壊滅的な状況で、減少幅は東南アジア(86.3%減)と欧米豪(82.7%減)を上回った。