旅行6社、4月からハワイ島で共同バス運行 インフラ連携で観光地開拓
2019.12.09 00:00
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/5fe636d774f7c9ba3af1b712fb6502bd-1024x683.jpg)
大手旅行6社は来年4月、ハワイ島の観光需要の喚起を目指し、共同バスを運行する。
共同バスをめぐっては、コナなど西側地域のホテルや商業施設を巡るルートで昨年運行していたが、キラウエア火山の噴火による旅行需要減退で1年限りで中止となっていた。今回は観光地として成長が期待される東側のヒロ地域をコースに盛り込んだ。旅行会社による交通インフラ連携の可能性を模索することに加え、新たな観光地を育成する目的もある。
メンバーはJTB、近畿日本ツーリストの地域各社、ジャルパック、日本旅行、ANAセールス、東武トップツアーズ。JATA(日本旅行業協会)のアウトバウンド促進協議会(JOTC)ハワイ・サブ部会の議論に参画していた企業が名を連ねた。
![](https://www.tjnet.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/htj_hw_0070.jpg)
コナを起点にレインボー滝、カメハメハ像を通過した後、ヒロにあるフィッシュマーケットやカフェなど8カ所を巡る。参画社による募集型企画商品に組み込むほか、オプショナルツアーとして販売。現地ツアー会社の太公望ハワイが水・木・土曜に1本ずつ運行する。
ヒロは魅力的な素材があるにもかかわらず、日程や距離の問題でツアーにほとんど組み込まれていない。バスの共同運行は、集客力を高めて採算を取りやすくする利点に加え、「連携できる部分は連携し、企画力など、本来は差別化が図られる部分で勝負できる環境を整える」(ハワイ・サブ部会)狙いがある。
ハワイ島は近年直行便が就航しているが、火山噴火やマウナケア山の望遠鏡設置に対するデモ活動が影響し、需要は減退気味。ハワイ州観光局(HTJ)も観光客が集中するオアフ島からハワイ島など隣島への観光誘致を進めており、「魅力的で多様な商品造成が期待でき、需要回復を後押しする動き」と期待を寄せている。
カテゴリ#海外旅行#新着記事
-
?>
-
人生に不可欠な“遊び”の場を訴求 カリフォルニア観光局、ブランド刷新で
?>
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
?>
-
ブランドUSA、セールスミッションで日本重視の姿勢 目標達成へ市場の回復欠かせず
?>
-
韓国団体旅行の販売意欲促進へ JATA・KTOが共同でコンテスト
?>
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く
?>
-
ドイツ観光局、開局50周年で需要喚起強化 日本市場は緩やかな回復
?>
-
夏の海外旅行、19年の6割 JTB推計 国内も需要に落ち着き
?>
-
旅行心理、家計に余裕なく節約志向 JTB総研調査 20代は海外旅行に前向き
キーワード#ANAセールス#新着記事
キーワード#JATA#新着記事
キーワード#JOTC#新着記事
キーワード#JTB#新着記事
キーワード#ジャルパック#新着記事
キーワード#日本旅行#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
釜石市、持続可能な観光でまた称号 日本初のゴールド賞 鍵は地域のマネジメント
-
米国、グローバルエントリープログラムを本格運用へ 東京・大阪の面接会に参加多数
-
6月の客室利用率は前年割れ 閑散期と単価重視が影響
-
ファーイースト・ホスピタリティ、日本で3軒目のホテル運営開始 3倍の2000室に拡大へ
-
日本籍船のディズニークルーズ誕生へ オリエンタルランド参入で市場に活気
-
競争入札と談合 成長領域の落とし穴
-
日本でも金融×旅行の流れ 三井住友カード、外資系OTAと提携
-
ベルトラ、韓国大手OTAと提携 インターパークに訪日商品供給
-
『奏で手のヌフレツン』 壮大な神話のような読了後の満足感
-
ニューカレドニア観光局が休局 情勢不安で打撃 日本の回復も遅く