エアビーがタビナカに投資、観光券販売のチケッツ株主に
2019.11.18 00:00
エアビーアンドビーは、観光施設やアトラクションの予約サイトを運営するオランダのチケッツに投資した。これまでの資金調達額の倍となる6000万ドルに及ぶシリーズCラウンドを牽引。投資額は不明だが、少数株主になったという。アトラクションのチケット販売を支援し、顧客のエクスペリエンス向上につなげる。
エアビーは、旅行先での体験プログラム「エクスペリエンス」でチケット販売を意図的に回避し、ユニークなローカル体験の提供に特化している。一方、チケッツは3000のアトラクションと提携し、そのうち3分の2に対して予約管理、多言語、時間管理、値付けプログラムのサービスを提供している。取り扱う入場券は、サグラダ・ファミリア、バチカン宮殿、ゴッホ美術館などだ。
エアビーは、16年に訪問地のローカルな案内人と旅行者をマッチングする「トリップ・フォー・リアル(Trip4Real)」を買収。今年初めには、体験や宿泊、食事などを組み合わせたパッケージ商品として「アドベンチャー」をコンテンツに追加した。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「Airbnb leads $60M investment in attraction bookings brand Tiqets」
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