旅行広告の半数はデジタル、旅行マーケター調査で明らかに
2019.03.18 19:08

デジタルマーケティングのソジャーンは、46カ国600人の旅行マーケターを対象に実施した調査に基づき、「2019年旅行広告報告書」をまとめた。今後の鍵となるパーソナリゼーションとソーシャルメディアの2つの領域について明らかにしている。
それによると、46%がパーソナライズド広告とリアルタイムの広告が重要と回答。また、45%がROI(投資利益率)と利益目標の達成、特定購入過程における旅行者のターゲット、早いスピードで進化する広告とテクノロジーへの対応が重要だとしている。
47%は18年の広告支出の大半をデジタル広告に分配。3人のうち2人が19年のデジタル広告費を増やす方針を示した。最大の支出先はフェイスブックとインスタグラムのソーシャルメディアで、18年はデジタル広告費の23%を占めた。検索19%、プライベートマーケットプレイス12%、プライベートディスプレイ10%がこれに続く。
もう1つのデジタル広告媒体に位置づけられるコネクテッドTVを18年に使った旅行マーケターは20%。3人に1人が19年に利用する方針だ。消費者との会話に音声ストリーミング、チャットボット、音声検索を使うのは3人に1人。4人に1人が20年後半またはそれ以降までVR(仮想現実)やAR(拡張現実)の使用計画はないとする一方で、20%がARやVRの今後5年以内のブレークを予想している。リアルタイムの旅行データは17%、スマートスピーカーや音声検索は13%。
今後5年間の潜在的破壊者について、フェイスブックとインスタグラムと予想したのは49%。アマゾンは46%、グーグルは41%だった。
この記事は米フォーカスライト運営のニュースサイト「フォーカスワイヤー」を基にフォーカスライトの牛場春夫日本代表が執筆したものです。参考記事(英文)はこちら。
「What’s on the minds of 600+ travel marketers? Personalization – and Facebook」
カテゴリ#観光マーケティング#新着記事
-
?>
-
持続可能な旅、消費者は言行不一致 WTTC調査 7つの対処法を提言
?>
-
訪日中国人、FIT化で高速バス利用増 ウィラーの春節期間11倍
?>
-
自治体公式観光サイトの閲覧数順調 トップ3は三重・新潟・岡山
?>
-
世界の観光都市、東京が初の3位 MICE開催地として人気上昇 ユーロモニター調査
?>
-
日本インバウンド連合会、「ループバウンド」を提唱 広義のインとアウト循環
?>
-
関東運輸局、江戸街道プロジェクトを推進 統一テーマでブランディング
?>
-
ナイトツーリズムに関心 ブッキング・ドットコム25年予測 気候変動の懸念も
?>
-
JALダイナミックパッケージにキャンセル保険 国内向け 旅行者の要望反映
キーワード#デジタル#新着記事
キーワード#広告#新着記事
アクセスランキング
Ranking
-
函館山の混雑状況、AIで可視化 駅サイネージなどで配信
-
訪日客の地方滞在、まだ1.36泊 24年速報値 分散やや進展も
-
御嶽山麓エリア、DMOが観光防災アプリ 火山情報や避難所マップ搭載
-
20代女子の旅行意欲 消費けん引する黄金世代
-
主要7空港の11月利用実績、羽田が中国人旅客で唯一プラス
-
エミレーツ航空が自閉症者支援 ストレス軽減で海外旅行促進
-
宿泊施設関連協会の永山久徳理事が語る未来志向のおもてなし
-
注目のアルムナイ、JTBが組織化 社外とのつながり強化 多様な視点取り入れ
-
沖縄ツーリスト、債務超過を解消 24年12月期 純利益10億円
-
NutmegLabs Japan株式会社の求人募集要項