円山動物園、多言語解説を試験導入 50カ国で

2024.02.19 00:00

※写真はイメージ

 札幌市の円山動物園は、園内で飼育する動物に関する解説を50カ国の言語で提供するサービスを試験的に実施している。4月末まで。

 電通総研が開発したプラットフォーム「FACERE施設Edition」を使用する。動物種名の看板近くに提示した2次元コードにスマートフォンやタブレットでアクセスすると、種についての基本情報を閲覧できる。コードを読み取り言語を選択すると、希望の言語で翻訳された情報が受け取れる。音声で解説を聞くこともできる。

 同園は、来園者の学びを深める目的でさまざまな事業を展開中。訪日客の増加を背景に、パンフレットや園内掲示の多言語化を進め、利便性の向上に努めている。